足湯のやり方

足湯(足浴)の効果的なやり方

足湯

足湯は手軽にカンタンにできる冷え性対策です。
体が冷えていると、血液の循環が悪くなり、疲れが取れにくくなり、血管に老廃物がたまってきます。

その結果、高血圧、内蔵の機能低下、冷え性、自律神経の乱れ、免疫力の低下など、様々な病気を誘発するリスクが高まります。

具体的な症状としては、頭痛、めまい、肩こり、腰痛、イライラ、のぼせ、手足のしびれ、胃のもたれ、疲労感、動悸、不眠、生理痛など実にさまざまです。

こんなにある足湯の効果

足先や手先の冷えだけでなく下腹部が冷えてる内臓の冷えにも、足湯は効果的です。
冷え性を改善する為には、足湯が一番です!
冬だけでなく冷房や冷たい飲料などで夏でも体は冷えています。
年間を通じて毎日続けることが大切です。

足湯は足をお湯につけて温めることで全身の血行をよくして冷えをとる健康法の一つです。
冷え性の方はもちろん、足のつかれやむくみ取りやリラックス効果もあるので、寝つけないときにもおすすめです。

足湯には自律神経のバランスを整える作用もあり、続けて行うことで体質改善にも役立ちます。
就寝の2時間ほど前に足湯をすれば、朝までぽかぽかと温かさが続いて熟睡でき疲れが取れますし、みずみずしいお肌を保つ効果も期待できます。
風邪や生理痛にも効果があり、胃腸などの働きを活発にし便秘にも効果的です。冷えが原因による、ひざや関節の痛みなどにも効果があります。

足湯は体を芯(体内)から温め冷え性を改善します。
特に心臓から一番遠い足先は、冷えやすくスムーズな血液循環が行われなくなります。
すると免疫細胞の働きも悪くなるのです。足湯を行う事によって自律神経が安定しリラックス効果が得られ、免疫力もアップします。
発汗作用により体内の不純物や老廃物も排泄されます。

第二の心臓…ふくらはぎを温める足湯

ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれ、血圧にも関係してくる大切な部分です。
足湯でこの部分を暖めることで、温まった血液が全身へ循環するので大変効率の良い健康法です。
体が弱っている時、風邪をひいて入浴をする体力がないときなど、足湯は体力を消耗しないで出来る最適の入浴法です。
朝に行う場合には、その日一日の元気が充電されます。

頭が緊張して疲れたときにも、足湯は効果的です。目の疲れもとれます。
本や雑誌やテレビを見ながらではなく、身体に意識を集めて足湯の心地よさを味わいましょう。
本やテレビを観ながらやらず、足湯の気持ちよさを感じながらやるほうが高い効果が期待できます。

※心臓病、高血圧、低血圧、糖尿病や神経障害などの方が足湯をされる場合は、低い温度(38℃位)で10分間位から始め、徐々に足湯の時間を延ばして下さい。

足湯の正しいやり方

●足のくるぶしより上、ふくらはぎの下くらいまでお湯に浸します。
●40~42度くらいのお湯を大きいバケツかタライに用意します。
雑貨店で足湯専用のタライも売っています。
●お湯が冷めないように、タオルで覆ったりするといいでしょう。
●足し湯を用意しておき、お湯が冷めてきたら継ぎ足します。
●お湯の温度や室温、個人の体質によって差はありますが、15分から30分程して体が芯からポカポカして少し汗ばんできたら終了します。
●足をよーくタオル等でふき、冷やさないようにしましょう。
※足湯は大きめのバケツでできますが、足湯用のバケツがホームセンターで売ってます。専用の足湯器が何種類も売られてます(1万円~4万円位)

短時間(8分)でできる足湯の仕方

忙しい方のために、8分でできる足湯の方法をご紹介します。

①アキレス腱にかぶる程度にお湯を張る。温度やお風呂より少し高めで気持ちよく感じる熱さで。

②ぬるくならないように途中で差し湯をしながら6分。6分経ったら足を出して両足を拭く。

③両足の肌の色を比べてみて、温まらなくて白っぽくなってる部分が多い足の方を、さらに2分足湯する。出してる足は冷えないよう靴下を履いておくこと。

足湯で体温を上げて良い体調に!


整体院に施術に来る方は、メンテナンスの方は別にして、体の異常、不調を抱えている方です。
施術だけで回復できればいいのですが、生活習慣も改善しないと、回復が難しく、回復しても戻ってしまうことがあります。
そこで自己療法で勧めているのが、足湯です。

やり方は何種類かありますが、心臓に負担の少ない、比較的低温(40度~42度)で時間をかける(15~30分)方法を指導しています。

心臓(循環機能)に問題が無い人で、忙しい人の場合は、バスタブに45度位の熱いお湯を浸しての腰湯を勧めています。これだと一気に汗が大量に出て、循環が即効で良くなります。時間は5~6分程度。

そのとき体温を聞くことがありますが、不調を抱える人の多くは、体の冷えがあり、体温も低め(35度台)の人が多いようです。

体温は36度台以上ないと、免疫力が落ちると言われているので、足湯によって体温を上げることを、ひとつのわかりやすい目標にしてもらっています(特に35度台の人は)。

体温は計る時間帯で変わることを知っている人は、意外に少ないようです。活動した後計ると体温は上がります。
基本は寝ているときですが、自分で計る場合は、起きた直後です。

先日自分の体温を測ったら、36.1度でした。平熱は36.3度だったので、低くなっていました。
これは体調がイマイチなのか、年齢のせいか、冷房などで冷えているのかはっきりしませんが、体調がいいとは言えない状態のことは確かです。

起き上がり活動してから計ったら36.6度になっていたので、やはり時間帯、活動によって体温は変化するのだなと思いましたが、逆に言えば、ある程度体を動かすことが、体力、免疫力維持、アップには必要なんだと、改めて認識しました。

足先がほてる人は、逆に冷えがひどいことが多いので、自分は冷えがない、むしろ温かすぎるなどと勘違いすると大変なことになりかねませんので、注意が必要です。

足湯