肝臓の疲れが疲労感、眼精疲労、腰痛などの原因に
肝臓が疲れてませんか?
慢性疲労、眼精疲労、腰痛など様々な不調の方の多くが、肝臓が疲れていると感じています。
肝臓が疲れていると聞くと、お酒の飲む過ぎを連想される方が多いので、
「私はあまりお酒は飲まないのに、なぜ?」
と思われる方が多くいらっしゃいます。
肝臓が疲れて、機能低下しているときでも、肝臓そのものは痛みなど感じないことが多く(よほど状態が悪くなれば別ですが)、替わりに、他の内臓は体の部分の痛み、違和感、不調として現れます。
なので、肝臓の機能低下の症状をご紹介します。
肝臓機能低下で起きる症状
●黄疸(眼球や皮膚が黄色くなる)これはかなり肝臓の機能低下が進行した場合です。●体がだるい、脱力感(肝臓疾患患者の多くは疲労を伴います)
●微熱
●過度の眠気
●不眠
●体重減少
●食欲不振、吐き気、膨満感
●急に酒が弱くなる
●脂肪便(便の色が白い)
●尿の色が黄褐色
●身体のかゆみ
●爪が白くなる
●出血しやすくなる
●手のひらが赤い
●赤いクモ状の班点
●乳首のしこり
●肌荒れ、シミが増えた
●足のむくみ、だるさ
●息切れ
肝臓が疲れて機能低下すると、さまざまな症状が現れます。
その中でも、あまり知られてませんが、肝臓疲労と関係の深い症状をご紹介します。
肝臓は沈黙の臓器とも言われているように、ある程度機能低下が進むまでは、はっきりとした症状は出にくいのです。
まず、肝臓が疲れてくると疲れやすく体が重く感じ、毎日の生活が楽しいとは感じられなくなるでしょう。
肝臓が疲れると、慢性的な疲労、倦怠感、眠気などが起こります。
これらの症状の原因が肝臓疲労と考える人は少なく、症状が辛くなって病院に行ったときには、かなり肝臓機能が低下して病気の状態になっていた、ということもあります。
●肌の色
肝臓が疲れてくると、肌の色が変わります。
肌が黄色っぽくなるのです。
肌の赤みが無くなってきたら、気をつけましょう。
顔色だけでなく手や爪の色も変化してきます。
少し黒ずんでくる場合もあります。
黒ずみまでくると、かなり肝臓の状態が悪くなっている可能性があります。要注意です!
肌の色が変わったことに気づき、しばらく(1~2週間位)しても戻らないときは、念のために、病院を受診したほうがいいかも知れません。
敏感肌になったり肌のかゆみがひどく感じるときも、肝臓が疲れている場合があります。
逆に言えば、肝臓の疲れが解消すれば、肌の状態が良くなるということです。
●冷え性
冷え性は女性に多いです。
原因は血行不良です。
冷え性の原因の一つに肝臓疲労があります。
肝臓が疲れていると、機能低下をおこし、肝臓自体の血流も悪くなります。
肝臓疲労によって肝機能が低下し、肝臓の血流が悪くなると、他の臓器の血流も悪化していきます。
肝臓疲労を解消するためにまず必要なのは、充分に睡眠を取ることです。
冷たい食べ物を食べることで内臓は冷えてきて血流低下をひきおこすので、冷たいものはあまり摂らないほうがいいでしょう。
●めまいが肝臓の疲れからくることも
酷く疲れているときに、めまいがする方はいらっしゃいませんか?
東洋医学では、肝臓とめまいは関係すると言われています。
肝臓の疲れからめまいが起きている場合もあります。
肝臓に問題があると、貧血が起こりやすくなります。
貧血の症状の一つにめまいがあるのです。
●寝つきが悪い
寝付けない、熟睡できない原因のひとつにも肝臓疲労があります。
肝臓が疲れていると昼間眠くなることもあります。
寝つきの悪さ、眠りが浅いという状態と、昼間の眠気が一緒に出ていたら、原因は肝臓疲労かも知れません。
肝臓機能低下によって、眠りは浅くなることがあります。
眠りが浅ければ昼間に睡魔が襲ってきます。
肝臓に疲れを取るには、まずは充分な睡眠時間を確保することです。
●肌荒れと髪の調子の悪さ
肌荒れと髪の毛がパサパサするなど調子が良くない人も、肝臓疲労が溜まっているかも知れません。
ニキビやしみ、たるみ、肌のくすみなども肝臓疲労と関連しています。
年齢のせいもありますが。
ニキビは、肝臓の解毒作用が低下していると、肌から毒素を排出している可能性があります。
●抜け毛、薄毛
髪が薄くなってきた原因が、肝臓の疲れの場合があります。
髪の状態で健康状態がわかると言われています。
体に不調な部分があれば、体は栄養素を問題がある部分に優先的に回します。
髪の毛などは、後回しになるのです。
肝臓が疲れていて、栄養素が肝臓の方に回っているのかも知れません。
●クマができる。
肝臓は血流と関係してます。
肝臓が疲れていると、血流も悪くなります。
クマは血行不良が原因のひとつです。
元気溌剌としてる人の目の下にクマができてるイメージはありません。
肝臓の疲れによって血行が悪くなり疲れやすくなり、寝つきが悪く睡眠不足になり、目の下にクマもできるという流れです。
献血で肝機能検査ができる
肝機能に関係する血液成分検査でも、肝臓が疲れてないか調べることができます。
献血すると、無料で肝機能の検査をしてもらえます。
検査項目は、ALT(GPT)、γ-GTP、ALBアルブミン、PLT(血小板数)と、献血時に申請すれば、B型肝炎、C型肝炎のウイルス検査結果も知らせてくれるそうです。
上記の症状に心当たりがあり、心配な方は、献血をしてみてはいかがでしょうか?人の役に立ち、ご自分の健康状態をチェックできるので、一石二鳥です!
肝臓の役割
肝臓の働きの主なものとしては、
●アルコールや薬、農薬、食品添加物などの化学物質を分解し無毒化すること
●栄養素を貯蔵し、必要に応じてエネルギーを発生させること
●胆汁の生成・分泌
胆汁は脂肪の分解や、油脂に溶けやすい脂溶性ビタミンの消化・吸収を助ける働きをします。肝臓が分泌した胆汁は、胆のうに蓄積・濃縮され、胃から十二指腸に食物が流れて来た時、十二指腸内に放出されます。
アルコールは肝臓で分解され代謝されるので、長期間毎日大量のお酒を飲んでる人は、当然ですが、肝臓が疲れています。
肝臓がアルコール分解のために働き過ぎると、筋肉を休める働きをすることが出来にくくなります。
なぜかと言うと、全身の筋肉は、肝臓の働きの一部を助けています。
筋肉は、アンモニアを無毒化する働きをしています。
食物中の糖質は、肝臓だけでなく筋肉にもグリコーゲンとして蓄えられ、エネルギーが必要なときは、筋肉中のグリコーゲンを分解してブドウ糖を作り出し、エネルギー源として使われます。
肝機能が低下すると、アンモニア無毒化など筋肉の負担が大きくなるからです。
その為アルコールを飲みすぎている方は疲れが取れないといった状態になります。
●代謝
食事で摂取した食物は胃と腸で消化・吸収され、血液によって肝臓に運ばれます。肝臓はそれを貯蔵し、体内で利用できる形に変換・合成して、必要に応じて体内へ送り出します。
このように、肝臓はいくつも重要な働きをしており、現代の生活環境では、過労状態になりがちです。
肝臓が疲れると、慢性的な疲労、倦怠感、眠気などが起こります。
ただ、これらの症状の原因が肝臓疲労と考える人は少なく、症状が強くなって病院に行ったときには、かなり肝臓機能が低下して病気の状態になっていた、ということもありえます。
肝臓疲労の原因
●お酒の飲みすぎ
お酒を飲まない人に比べ、飲む人はアルコール分解という余計な仕事を肝臓にさせていることになります。適量であればむしろ健康増進になるお酒ですが、大量の飲酒を毎日のように続けていると、いずれ肝臓がパンクすることになるでしょう。
●食べ過ぎ
食べ過ぎは、胃腸へ負担をかけるだけではありません。食物が分解された後で、栄養素に変え、身体に貯蔵・排出するのは肝臓の仕事です。食べる量が多くなれば、当然、肝臓の仕事も増えるわけです。
●高タンパク・高脂肪な食物の食べすぎ
食べ過ぎと関連してますが、高タンパク・高脂肪な食品は分解に手間がかかるので、肝臓の仕事量はさらに増えます。
●睡眠不足
眠っている間は、身体活動はゆるやかになります。しかし、長時間起きていれば、エネルギーがその分余計に必要となります。肝臓はエネルギーを生成して、全身に送る働きをしているので、睡眠時間が減れば必然的に肝臓の仕事量が増えるというわけです。
活動するにはエネルギーが必要ですが、エネルギーを使った後には老廃物ができます。老廃物の処理も肝臓の仕事なのです。
さらに、肝臓が休む時間帯は、通常、午前3〜5時の間なので、この時間帯に起きていると、肝臓が休めないということになります。
●運動不足
あまり体を動かさないと、肝臓に余分な栄養素が溜まっていくので、それを排出するという仕事が増えます。適度に運動してれば、排出量は少なくて済みます。
●筋肉運動のやりすぎ
運動不足は肝臓の負担を増やしますが、筋トレなどの筋肉運動のやりすぎも肝臓にとっては負担になります。過剰に筋肉運動をするとアンモニアが発生します。アンモニアは体にとって毒なので、肝臓が処理する必要があるのです。
●精神的ストレス
肝臓や胃腸などの消化器をコントロールしているのは副交感神経(リラックス状態で優位になる)です。
精神的な緊張は交感神経(活発状態で優位になる)を高めるので、肝臓の働きを抑えることになります。
また、交感神経が優位の時は、全身の筋肉が緊張し、内臓への血流量は減少します。
これも肝臓の働きを低下する要因になります。
●薬物、食品添加物、農薬などの化学物質の摂取
薬は長期間に渡って服用していると肝臓が疲れてきます。
食品添加物や農薬も同様です(同じ化学物質)。化学物質の分解は、肝臓の役目なので肝臓に負担をかけます。しかも化学物質の中には、排出されにくく体内に溜まっていくものもあります。
●喫煙
ニコチンやタールを分解し、排出するのも肝臓の役割です。
タバコには多種類の添加物が使われているので肝臓への負担を増します。
現代の社会環境では、改善が難しいことも多いですが、上記の原因をできる範囲で結構ですので、減らしていくと、体のだるさが取れてきたり、疲れにくくなったり、熟睡できて、体調が良くなることは確かです。
肝臓に負担の多い食生活
人体は、侵入した有害物質から体を守る免疫力と有害物質排泄作用があります。
皮膚、口や鼻の粘膜・粘液による防御、強い酸性の胃液による殺菌作用などがそれです。
それを通り抜けた、発ガンに関与するウィルス、細菌、毒素などの有害物質に対する免疫と毒素排泄機能を主に担っているのが、肝臓、腸、血液です。
体内に取り入れられた飲食物は胃や腸で分解されて体に吸収されますが、そのときには体に必要な栄養素だけではなく体にとって有害な物質も一緒に入ってきてしまうのです。
肝臓は、体にとって毒になるものを分解し、排泄する働きを担っています。
食品添加物も体にとっては毒素ですが、肝臓はこれらの物質を処理して体に無害な形に変え、体外に排出しやすい形に変換する役割を担っているのです。
肝臓には、血液中を流れるウイルス、毒素、色素、腫瘍細胞、壊れた赤血球などを細胞内に取り込み消化していて、これも肝臓の解毒機能の一つと考えられています。
処理できない量の有害物質を摂取し、肝臓の機能が追いつかなくなるとガンは急速に悪化するという説があります。
腸も飲食物に含まれる栄養分を分解・吸収する一方で、ウイルスや細菌はその感染を防ぐため吸収せず便として体外に排出する働きを持っています。
血液中を流れるリンパ球といわれる免疫細胞の多くが腸に集まっており、それら免疫細胞が腸の粘膜やヒダに集まってバイエル版と言うリンパ組織を形成しており、人体の免疫システム全体の70%が腸に集中していると言われています。
食べ過ぎると、体内の消化酵素は大量に使われます。
酵素は消化か免疫や代謝に必要なので、消化で大量の酵素が使われると、免疫や代謝用に酵素まわらず、免疫機能が低下し、細菌やウィルスが体内に滞留し増殖します。
また、動物性蛋白質(肉類、鶏卵、乳製品など)を大量に摂取し続けると、腸内で、アンモニア、硫化水素、インドール、メタンガス、ヒスタミン、ニトロソアミンなどの毒性物質(毒素)が生成され、肝臓に負担をかけ発ガンを促すと言われています。
現代の食生活では、上記のような体にとって毒物である食品添加物や動物性蛋白質の過剰摂取がしやすくなっています。
ヒロ整体院に来院されるクライアントさんの多くが、肝臓が疲れていて、そのせいで肩が凝ったり、体がだるく慢性疲労の状態です。
川越市のヒロ整体院では、内蔵調整(内蔵整体)も行っています。
肝臓の疲れを解消すると、体が驚くほど軽く楽になるのを実感できると思います。
肝臓疲労のチェック方法
肝臓機能が低下すると、肩の高さが左右で違ってきます。
肝機能低下の程度などで個人差は多少ありますが、左側の首の付け根辺りが緊張して硬くなり、左側の肩甲骨が上がり、背骨との間隔が開いていることが多いようです。
左右で肩の高さが違っていて、肩が凝っている方で、マッサージに行っても、数時間から1日程度ですぐ肩が凝ってくる方は、肝臓など消化器の調子が悪くないか?チェックしてみるといいです。(左右の肩の高さが違う人は、心臓など循環器、肺など呼吸器に不調が原因のこともあります)
脂っぽい食物が苦手という方がいらっしゃいます。
以前は脂っこい食物でも平気だったが、最近、あまり食べられなくなった、という方は、肝臓や胆嚢が疲れている可能性が高いです。
意外かも知れませんが、肝臓は筋肉と関連してます。
筋肉の疲労度は、肝機能と連動してるのです。
東洋医学では、目は肝臓と密接に関係してると言われています。肝臓が疲れると目の痛みや疲れ、視力の低下につながります。アルコールの飲みすぎで、目が疲れてる方はいらっしゃいます。
それ以外にも、肝臓と関連する不調はいくつかあります。
●精神的な不安定感(イライラ)
●不眠
●股関節の捻れ(外転内転・内旋外旋)
●手首の底屈背屈(上下の動き)障害
●左右の足の長さの差が大きくなる。
●腰痛(寝ていると痛い、寝て起き上がるときに痛い)
左足の親指を押して痛むようなら、肝臓が疲れてるかも知れません。
また、左側の腹横筋(骨盤と肋骨の間にある腹部側面の筋肉)を押して痛むときも要注意です。
肝臓が疲れてるときは、川越のヒロ整体院の内臓調整の施術を受けてみてください。
体が楽に、軽くなるのを実感できると思います。
ヒロ整体院 住所:埼玉県川越市末広町3-10-2ファミール末広201 Tel:049-223-2017
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